インタビュー
安齋 耀太
大学院博士課程在学中の2018年2月、NPO法人化WELgeeの設立メンバーとして理事・戦略室長に就任。戦略策定・事業開発・財政基盤強化・組織開発など経営全般に従事。2021年4月にカイポケの経営企画に着任。財務・会計、リスクマネジメント、人事・採用など、幅広い領域で組織と事業の成長を推進している。
前職では、仲間と立ち上げたNPO法人WELgeeという団体で3年半働き、実質的なNo.2として経営の全般を担っていました。具体的には、財務や法務、組織づくり、事業戦略・KPI管理、会議体の設計、リスク管理、ICTの導入などです。半分は冗談ですが、自分の業務内容について、よく「CXOの「E」以外すべて」と説明していました。
特に、事業型のNPOを目指したこともあって、事業戦略の策定、事業責任者のマネジメント、事業管理体制の構築に力を入れていました。
WELgeeの活動に携わるなかでビジネスや経営に興味をもつようになり、30歳という節目を迎えたこともあって、転職活動を始めました。
前職ではスタートアップの組織で経営全般を担当していたので、転職するなら比較的大きな規模の事業を運営している企業で、経営について実際の業務に携わりながら学びたいと思っていました。
また、特定の機能に特化せず広く組織・事業を見て全体にコミットすることが好きなので、転職後もこのような立場で事業・組織に関わりたいという気持ちもありました。
転職活動の過程で、エージェントの方からエス・エム・エスという企業をご紹介いただき、カイポケを運営する事業本部で事業部付きの経営企画を募集していることを知りました。
話をさらに聞いてみると、このポジションに求められている役割が広く、組織・事業の全体にコミットすることができそうだということが分かり、興味を持ちました。
また、介護事業者に対してSaaSを提供するという、介護業界においてもSaaS業界においても先進的なビジネスモデルにとても魅力を感じ、入社することを決めました。
幅広い専門性とあらゆる領域への対応力を求められるという意味では、前職のポジションも、現在カイポケで担っている経営企画というポジションも、非常に似ています。この意味では、これまでの経験を活かすことができていると感じています。
他方で、やはりスタートアップと上場企業ではあらゆる基準が異なり、現職の方が求められる業務品質の水準が高いです。そのため、毎日刺激を受けながら働くことができています。
「メガ・ベンチャー」
市場や事業のフェーズに合わせて柔軟に組織変更がおこなわれる一方で、稟議・福利厚生・経理体制などの企業として必要な体制がしっかり整っていて、安心感を持って働けています。
メンバーの一人一人が事業成長に向けて常に挑戦し続けていて、「ベンチャー」という言葉にふさわしいような勢いがあるところです。
端的に言うと「プロフェッショナルなジェネラリスト」になりたいと思っています。もう少し具体的に言うと、組織の内外にいる専門家それぞれと共通の言語で話せる知識を持ち、専門家の方々の力を借りて繋ぎ合わせることで、組織や事業の全体を前に進められる存在になりたいです。
入社してまだ9か月ですが、業務内容は徐々に変化してきました。経営企画というポジションの役割上、全社戦略や事業戦略、事業の組織構造や人員体制など幅広い理解が求められるため、最初はキャッチアップを進めることと、来たボールをひたすら返すことに注力していました。
現在は、この2つを同時に進めながら、組織を前進させる施策を自発的におこなうことも意識しています。もちろん、やるべきこと・やりたいことは多くあり、大きな施策は時間もかかることから、どの施策をどんな順番で行うかを意識しながら、着実な前進を生み出したいです。
プロダクトマネージャーとしての経験を積み、実力を磨ける環境を求めて転職しました。周囲の協力もあり、裁量と責任をもちながら、日々挑戦を重ねることができています。
プロダクトマネージャーとしての仕事は初めてですが、介護現場で課題に向き合ってきた経験が強みになっています。業界に貢献するために、学習と実践を重ねていきたいです。
PdMとしてプロダクトの課題や顧客の要望をクリアするだけでなく、日々根源的な要因やニーズを追求しています。明確な正解のない仕事に挑戦する面白さを感じています。