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インタビュー

デザインを通じて社会貢献がしたい

廣神 安曇

新卒でデザイン制作会社に入社後、飲食店検索サービスを運営する企業に転職し、店舗管理システムのリニューアル、予約台帳管理システムのUI/UX改善などを担当。コロナ禍を契機に社会貢献度の高いプロダクトに関心を持つようになり、2020年9月にカイポケにジョイン。UI/UXデザイナーとしてカイポケの提供価値の向上に努めている。

デザイン
Azumi Hirokami

プロダクトデザインを通じて社会に貢献したい

ー カイポケにジョインした経緯を教えてください。

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って世の中に暗いニュースや話題が溢れ、自分は社会に対してなにができるか改めて考えるようになりました。さらに同時期に前職の企業が事業を縮小したことで、今後のキャリアを考えて転職活動を始めました。

色々な企業の方と話すなかで、前職で扱っていたような業務システムのニーズは世の中にまだたくさんあると感じ、今まで培ってきたプロダクトデザインのスキルを活かして業務システムに関わることで社会貢献をしていきたいと考えるようになりました。

このように考えていたところ、介護業界のデジタル化を進めるカイポケに出会って興味を持ち、ジョインすることを決めました。

ー 前職と現在の仕事内容について教えてください。

前職では、飲食業の業務支援ツールのUIデザインを担当していました。私はデザイナーのリーダーとしてデザイナーの役割を明確化しながら、商品企画やエンジニアの方とも連携して、ユーザの業務負荷を減らすUIの設計を行っていました。

現在は、カイポケのUIデザインとデザイン組織の育成の2つを担当しています。前者では、介護事業者のニーズや課題を理解したうえでUXリサーチを行って、UIの仮説を構築したりプロダクトの画面を設計したりしています。後者に関しては、各メンバーと組織全体の両方の成長段階を踏まえて、それに合わせて求められるスキルを定義する役割を担っています。

ー 前職での経験が活きていそうですね。

はい。UIデザインやプロジェクトマネジメントの経験は、現在携わっている請求管理システムのプロジェクトでも役立っていますし、デザイン組織の育成に関わった経験も、評価制度の設計やキャリア設計など、今後カイポケのデザイン組織を成長させていくために必要な施策に役立っています。


社会課題の解決に繋がっている実感を持って働けている

ー 仕事の中で難しいと感じることはありますか?

はい。プロダクトの「使いやすさ」を考えるのが非常に難しいです。

前職で扱っていたプロダクトでは、プロダクトと接点を持つ登場人物は、飲食店とその利用者しかいませんでした。なので「どのようなプロダクトが使いやすいのか?」を考える際にも両者のみを考えればよかったんです。

対して、カイポケというプロダクトにはより多くの人物が登場します。カイポケを直接利用する人だけを考えても、介護事業所の経営者や管理者、介護職員など色々な職種の方がいます。ほかにも、カイポケを直接的に触るわけではありませんが、介護記録という点では介護サービスを利用する高齢者の方々が登場しますし、保険請求という観点では国や自治体なども登場します。

なので、「どのようなプロダクトが使いやすいのか?」を検討する際も、この各登場人物の間でどのような情報がやりとりされ、その情報がどのようにカイポケ上で扱われるかを考慮する必要があります。それが非常に複雑で、難しさを感じています。

ー 確かに難しそうな課題ですね。

ですが、裏を返せば、介護事業所の方々は日々いろんな人と連携しなければならず、その分業務が煩雑になり常に忙しい状態に陥っているということです。カイポケというプロダクトを通して、介護事業所の職員の業務負荷を減らし、高齢者のケアに集中できる環境の提供に取り組むことは、とてもやりがいの大きい仕事だと感じています。

まだまだ小さい貢献ですが、社会課題の解決に繋がっている実感を持って働けています。今後も、カイポケを通してさらに貢献していけるように、頑張っていきたいと思います。

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